「Twitter広告とは?」

「始める前に特徴や仕組みが知りたい」

Twitter広告を始めてみたいと考えている企業の中には上記のような悩みを抱えているかもしれません。

本記事ではTwitter広告とはなにか、その特徴や仕組みなどについて詳しく解説します。

Twitter広告とは

Twitter広告とはTwitterのタイムライン・検索結果に広告を掲載できるサービスです。

ユーザーの興味関心・ツイート・検索に用いるキーワードなど多彩なターゲティングで広告を配信可能です。

Twitterのユーザーは10〜30代が多いとされており、若年層をターゲットとしたマーケティング戦略の場として個人・企業を問わず、多くの人たちから活用されています。

InstagramやLINEをはじめとした主要SNSの中でもTwitterは拡散性が高く、広告出稿した後ユーザーによって引用ツイート・リツイートなどがされるため、二次的な情報拡散が可能です。

Twitter広告全般の特徴とは

Twitterのコアユーザーは10代・20代の若年層が多く、若年層と親和性の高い商材・サービスにはうってつけのプラットフォームです。

とくにTwitterはフォロワー・ツイートなどにより、ユーザーの趣味嗜好が明確に表れます。

また以下のような特徴もありますので、ここで詳しく解説します。

  • 二次拡散が期待できる
  • ユーザーアクションで課金が発生

それでは見ていきましょう。

二次拡散性が高い

二次拡散とは「リツイート」という機能を使い、他アカウントのツイートを共有することで一度公開された広告が第三者により、さらに拡散されることです。

広告費をかけずに多くのユーザーに見てもらえるというメリットがあります。

そのためTwitter広告を配信する場合は「いいね」が押されたり共有されたりするような、クリエイティブを意識することで大きな影響が与えられるでしょう。

また二次拡散は課金が発生しないこともメリットの1つに挙げられます。

例えばAさんが広告をリツイートした場合のリツイートは課金されますが、Aさんのリツイートを見たBさんがさらにリツイートした場合、そのリツイートは課金されない仕組みです。

このように二次拡散以降は課金なしで拡散でき、拡散されればされるほど広告の効率が高まって効果的に広告費を抑えながらコンバージョンにつなげることが可能です。

ターゲティング精度が高い

Twitterには多彩なターゲティングが用意されているため、広告に反応してくれそうなユーザーに対し、関連性の高い広告を配信できます。

そのためオーディエンスを絞り込むことで、親和性のあるユーザーに効率よく自社商品・サービスのアピールが可能です。

とくに注目すべき機能は「カスタムオーディエンス」で、広告主とすでに一定のつながりがあるユーザーに対してリターゲティングできます。

データリストの中から自社商品・サービスに関心を示すユーザーに対し、ピンポイントにアプローチできるため、高い確率でコンバージョンに至ります。

ターゲティングは性別や年齢・地域・言語・テクノロジーなどの項目でカテゴライズ可能です。

例えば年齢の場合はTwitterアカウントに登録した誕生日に基づいた設定ができ、誕生日が未入力でもフォロー・フォロワーの状況から年齢が絞れます。

地域ターゲティング特定の国・地域に絞って広告を表示できる地域独特の特性を判断して提供情報を設定できる
言語ターゲティング特定の言語を使うユーザーに表示できる海外に住む日本人をターゲットにできる
テクノロジーターゲティングスマートフォンのメーカー・OSごとにターゲットを絞れる

ユーザーアクションで課金が発生する

Twitterで課金される対象は、選択した広告キャンペーン・目的の組み合わせごとで請求できるアクションが異なります。

例えばWebサイト訪問数を目的とした場合、ユーザーがリンクをクリックした際に課金が発生します。

広告キャンペーンの目的にはブランドの認知向上・購入検討・コンバージョンなど、適した目的を設定可能で、ユーザーがそれらのアクションを起こした場合にのみ課金される仕組みです。

その他にも動画が再生された場合を設定した場合、以下のような設定もできます。

  • 再生時間が3秒以上かつ動画の100%画面が表示される
  • 再生時間が2秒以上かつ50%画面が表示される
  • 再生時間が6秒以上かつ50%画面が表示される

また広告内にあるアプリがインストールされた場合や、広告が1,000回単位で表示された場合も、課金が発生される対象のものも存在します。

Twitter広告の主な種類とメリット・デメリット

Twitter広告の主な種類は以下の3つです。

  • プロモ広告(旧プロモツイート)
  • フォロワー獲得広告(旧プロモアカウント)
  • Twitterテイクオーバー(旧プロモトレンド)

それぞれの特徴とメリット・デメリットなどを以下で詳しく解説します。

プロモ広告(旧プロモツイート)

プロモ広告はタイムラインに表示できる広告のことを指します。

通常のツイートと同じ形式で表示されるため、ユーザーが「いいね」や「リツイート」を行うこともできます。

メリット二次拡散の効果が期待できる
デメリット二次拡散された広告が削除できない
おすすめする企業短期間で高い広告効果を求めている

万が一誤った内容で投稿した場合、その広告自体は削除できますが、ユーザーが拡散したものは削除できないため、投稿する前にしっかり確認してください

フォロワー獲得広告(旧プロモアカウント)

フォロワー獲得広告は自社アカウントのフォロワーを増やすための広告です。

「フォローする」ボタンつきの広告なため、興味を持ったユーザーがフォローしてくれる可能性が高いでしょう。

メリットフォロワーが増え発信力が高められる
デメリット売上に直結する効果をすぐに得られない
おすすめする企業自社アカウント/商品やサービスの公式アカウントを運用している

自社アカウントのフォロワーが増加しただけでは売上アップしませんが、その次のアクションを起こすことで売上アップを期待できます。

Twitterテイクオーバー(旧プロモトレンド)

Twitterテイクオーバーはトレンドの最上部に表示される広告で、1日1社限定で24時間表示されるものです。

メリット約2,500万インプレッションの広告枠を利用できる
デメリット費用が高額
おすすめする企業大規模なキャンペーン・イベントを実施する

利用するタイミングによって費用は変動するため、まとまった予算を準備しなければなりません。

Twitter広告を配信する目的まとめ

配信する目的は以下の8つです。

フォロワー新しいフォロワーを増やしたい場合に利用
ツイートのエンゲージメントツイートへの反応を増やしたい場合に利用
プロモビデオ再生数GIF画像・動画をみるユーザーを増やしたい場合に利用
ブランド認知度の向上ブランドの認知度を上げたい場合に利用
Webサイトへの誘導数コンバージョンWebサイトに誘導し、コンバージョンを増やしたい場合に利用
インストリーム動画再生数ユーザーが試聴している動画の本編前にプレロール広告を表示したい場合に利用
アプリインストール数アプリのインストール数を増やしたい場合に利用
アプリ起動数すでにアプリをインストールしているユーザーに対し、起動回数を増やしたい場合に利用

Twitter広告が掲載される仕組みとは

広告が掲載されるためにはオークションに勝つ必要があります。

一般的なオークションのように1つの商品を競り落とすわけではありません。

広告キャンペーンで設定したターゲティング条件により、参加するオークションが決定し、そのオークションで世知かつことで広告が掲載される仕組みです。

ただしこのオークションは単純な入札額だけで決まるものではありません。

入札額以外に以下3つの中から決まる品質スコアとのかけ合わせにより、広告スコアが決定します。

  • 関連:広告とユーザーの興味関心が合っているか
  • 共感度:広告に対するユーザーの反応がされているか
  • リーセンシー:ユーザーの求める最新話題のツイートをしているか

広告スコアを高めながら3種類の入札方式を選ぶ必要があります。

【面倒なカスタマイズ不要】Twitter広告を出せるプロモート機能

他の業務との兼務で綿密な運用ができない場合・運用力に自身がない場合におすすめなのが「プロモート機能」です。

プロモートには以下2つの種類が存在します。

  • クイックプロモート
  • オートプロモート

それぞれについて解説します。

クイックプロモート

クイックプロモートとは投稿済みのツイートをそのまま広告として配信できるものです。

広告として掲載したいツイート・配信したい国を選ぶだけで自動的に配信される仕組みです。

管理画面での設定は必要なく、携帯電話からでもツイートを選び、すぐに広告の配信ができます。

広告費用は10~5,000$(日本円で約5,000〜500,000円)の5段階から選べます。

キャンペーン作成前に広告掲載を考えているツイートが、ユーザーにとってどの程度の共感を生んでいるのかを調べるために使うことがおすすめで、Twitter公式ヘルプでも推奨されています。

オートプロモート

オートプロモートとはツイートした内容を広告として配信できる機能です。1日の中でツイートした中からプロモツイートとして自動で選ばれます。

クイックプロモートと同様、掲載する国を選びますが、他にもカテゴリー25種とトピック350種の中からターゲティング条件を最大5つまで選びます

月額料金は9,900円の固定費用がかかりますが、幅広い層へ認知向上・フォロワー増加につながるため「Twitter広告を始めたい」という方は、検討価値はあるでしょう。

Twitter広告のクリエイティブ

Twitter広告のクリエイティブは以下の3つです。

  • テキストのみツイート
  • 画像/動画つきツイート

以下で詳しく解説します。

テキストのみツイート

テキストのみツイートはテキスト全角140文字のみのツイートです。

ただし日本語で12文字分はリンクとしての扱いになるため、本文に使える文字数は全角128文字となります

英語・他の言語と比較した場合、日本語は文字数が少ない単語の組み合わせで文章を組み立てることが可能です。

そのためテキストのみで魅力を伝えることができれば、ユーザーからのアクションが見込めるでしょう。

画像/動画つきツイート

画像/動画つきツイートはテキスト(全角140文字)と画像(最大4枚)、もしくは動画(最大140秒)を添付するものです。

テキストのみよりもタイムライン上で目に止まりやすいというメリットがあるため、ユーザーへ効果的なアプローチが可能です。

画像の場合は枚数によって露出される面の比率が異なるため、あらかじめ調整しておいてください。

Twitterカード

Twitterカードとは画像・動画・アプリストアへのリンクなどがついたツイートです。

全4種類のTwitterカードがあり、全角140文字のテキストについては他と変わりませんが、種類によって設定する項目・自動で挿入される項目などが異なります

サマリーカード小型のアイキャッチ画像・記事のタイトル・説明文上記項目を表示できるカード
大型画像付きサマリーカード大型アイキャッチ画像・記事のタイトル・説明文上記項目を表示できるカード
アプリカードアプリのダウンロードページに直接アクセスできるカード
プレイヤーカードツイート上で動画・音声を再生できるカード

まとめ

Twitter広告は検索広告・他SNS広告ではリーチできない層へのアピールができるものです。

ターゲティング条件次第では確度の高いユーザーの流入が見込め、そこからのコンバージョンが生まれ、二次拡散から間接的なコンバージョンが起こる可能性もあります。

弊社では、質の高いクリエイティブ制作や戦略立案など代理店の粋を超えて柔軟に対応できます

まずは、弊社までお気軽にご相談ください。

本件に関するお問い合わせはこちら

株式会社キュービック / TEL:080-3176−7696