Twitterの「センシティブな内容」とは、「写実的な暴力描写」などと呼ばれる、取り扱いに気をつけるべき投稿内容をした際に表示されます。

Twitterの投稿に「センシティブな内容」という表示が出て、写真や動画などが見られない場合があります。また、投稿した内容がセンシティブな内容と判定されてしまい、多くのユーザーにコンテンツが表示されないという相談もよく耳にします。

この記事では「センシティブなコンテンツを閲覧する方法」と「自分の投稿がセンシティブと判定されないための対策」の2点を、詳しく解説していきます。

Twitterの「センシティブな内容」とは?

センシティブとは日本語で「取り扱いに注意が必要な」「慎重に判断すべき」といった意味があります。Twitterの公式では、下記の5点に当てはまるツイートが、センシティブな内容と分類されると記載されています。

・写実的な暴力描写

・成人向けコンテンツ

・性的暴行に関するコンテンツ

・グロテスクなコンテンツ

・ヘイト表現を伴う画像

上記の内容を含む写真は、二次元の画像や動画であってもセンシティブな内容に分類されます。また人間だけでなく、動物であっても重傷を負った写真などは、センシティブな内容と判定されることがあります。

人種や宗教、国籍などへの差別的な表現や、特定の人物や団体を誹謗中傷する内容は「ヘイト表現を伴う画像」に分類されることが多いのです。

iOSのTwitterアプリであれば、センシティブな内容も該当の動画や画像以外の文字部分は表示されます。一方Androidアプリですと、すべての内容が非公開となる仕様です。

「センシティブな内容」の判定はAIが行う

性的な写真やグロテスクな画像が含まれる投稿であれば、センシティブな内容と分類されるのは仕方がありません。青少年の保護にも重要な機能といえます。意図せずセンシティブなコンテンツを目にして、不快な気持ちを引きずってしまう方が出ないように守ることも必要です。

しかし、判定はTwitter側がAIを通して自動的に行うため、上記の5つの条件に当てはまらないツイートも、センシティブな内容と判定されてしまうケースがあります。また、ユーザーからの通報が入ると、センシティブな内容に分類されやすくなります。

Twitterのセンシティブな内容を見る方法

センシティブなコンテンツを含むツイートは警告が表示され、ユーザーが設定の変更をしないと閲覧できない状態になることがあります。しかしセンシティブな内容と判定されていても、それが不当な判定である場合や、重要なコンテンツが含まれているケースも多いのです。そのため、ユーザーとしてTwitterを利用する場合、センシティブな内容でも確認したい場面もあるでしょう。センシティブな内容を見られないときのために、センシティブな内容を閲覧する方法をデバイス別に解説します。

iPhoneで解除する方法

iPhoneのTwitterアプリからは、センシティブ設定の解除ができません。まずは、Web版のTwitterにログインをしましょう。

「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「表示するコンテンツ」と進んでください。そして「センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示する」のチェックボックスにチェックをつけると、センシティブが非表示になる設定を解除できます。一度この設定をすれば、今後はセンシティブな内容を含むツイートも、タイムラインに流れてくるようになります。

Androidで解除する方法

AndroidであればTwitterアプリから、センシティブ非表示の設定の解除が可能です。センシティブだと判定されるツイートに表示されるので、「表示する」をタップすればすぐに閲覧できます。

また「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「表示するコンテンツ」で、非表示の解除をすると、自動でセンシティブな画像や動画も表示されるようになります。

PCで解除する方法

PCでの解除方法は、iPhoneと同様にWebブラウザから行います。「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「表示するコンテンツ」で表示するにチェックを入れれば、センシティブなコンテンツも表示されるようになります。

Twitterの言語を日本語に設定

Web版のTwitterには普段ログインしない方が多く、言語設定が初期状態の英語になっているケースもよくみられます。言語が英語になっていると、センシティブな内容の非表示の解除が少し難しいですよね。言語が英語である場合は、日本語に変更しましょう。

「settings and privacy」→「Account」→「Japanese-日本語」を選択してください。これで言語が日本語になるため、設定の変更もしやすくなるはずです。

Twitterのセンシティブの閲覧ブロックが解除できない主な原因

ここまでお伝えしたセンシティブなツイートを閲覧するための設定を行っても、上手く非表示状態を解除ができないという方もいます。下記のような原因が考えられるため、確認してみてください。

iPhoneのアプリから解除を試みている

まずは、iPhoneのTwitterアプリから閲覧解除を試みていないか確認してみてください。

少し不便なのですがiPhoneのTwitterアプリからは、センシティブの非表示設定の解除ができません。PCやiPhoneやPCからWeb版のTwitterにログインして、非表示設定の解除を行いましょう。

アプリの再起動をしていない

アプリを再起動させると、設定が反映される場合があります。

センシティブ設定の解除をしても、センシティブなツイートが非表示となってしまっている場合は、Twitterアプリを再起動してください。再起動するまでは変更した設定が変更されない可能性があるからです。

18歳以上と認識されていない

18歳未満のユーザーには、センシティブな画像や動画は表示されないようになっています。Twitter内のプロフィールで生年月日を設定し、18歳以上であると認識されるようにしましょう。生年月日を設定しても18歳未満の方であれば、センシティブなコンテンツは見られません。

Twitterアプリをアップデートしていない

Twitterのアプリは定期的にアップデートされていて、利用しているTwitterアプリをアップデートしていないと、センシティブの設定が解除できない場合があるという報告があります。アプリストアで最新の状態にアップデートしてから、もう一度確認してみましょう。

まだセンシティブの設定の変更が反映されていない

センシティブの解除設定をしても、反映されるまでに少しラグがあるケースもあるようです。設定の変更をしてから少し時間を置いて、確認してみてください。

自分のツイートがセンシティブな内容と判定されないために

個人または企業またはどちらのアカウントでツイートをする場合でも、AIの判定などによってセンシティブな内容と判定されてしまうことがあります。特にマーケティングを目的としてツイートした内容がセンシティブな内容と判定されてしまうと、効果が大きく薄れてしまいます。そのため、できるかぎり避けたいですよね。投稿したツイートがセンシティブな内容と判定される確率を下げる方法を、解説していきます。

またセンシティブな内容を含むツイートを意図的にする際の、注意点もお伝えします。

誤判定される可能性がある画像を避ける

センシティブな内容か否かの判定は、初期段階ではAIによって行われます。そのため肌の露出が多い写真や、肌色の割合が高い画像、体のラインがハッキリと現れる写真などはセンシティブだと判定されてしまうリスクがあります。例えばカーディガンを着ていても肌色であるケースや、肌色の食べ物を載せただけでも、センシティブだと判定されてしまうことも。誤判定される傾向をしっかりと書き出しておき、その要因を避けた画像や映像をツイートするようにしましょう。

また暴力的なコンテンツや、差別要素を含むと誤解されるような画像や映像も、センシティブに判定されるリスクがあるため注意してください。

誤判定された画像に類似したものはツイートしない

AIが誤判定したものであっても、何度もセンシティブな判定をされてしまうと、アカウントそのものがセンシティブなツイートの割合が高いと判定されてしまいます。凍結されてしまう可能性があります。一度でもセンシティブと判定されてしまった画像や写真に類似するコンテンツを含むツイートは、可能な限りしないようにしましょう。

ツイートの文面にも注意する

ツイートの文章にも、センシティブな単語が入っていないか注意しましょう。

センシティブなコンテンツと判定されるのは、画像や動画が多いのですが、文字も判定の対象になります。例えば誹謗中傷に多く使われるワードや、性的な意味を含むワードなどが多用されていると、センシティブなコンテンツと判定されてしまうことがあります。使用するワードや内容にも注意して、ツイートするようにしましょう。

ユーザーが不快に感じる内容をツイートしない

AIにセンシティブな内容と判定されなければ問題ないということではなく、ユーザーが不快に感じる内容をツイートしないように心がけましょう。

Twitterには「ツイートを通報する」という項目があり、下記の中から当てはまるものを選んで通報できます。

l  内容に興味がない

l  不審な内容またはスパム

l  センシティブな画像、動画を表示している

l  不適切、攻撃的な内容を含んでいる

l  自傷行為、自殺の意思をほのめかしている

センシティブなコンテンツに限らず、ユーザーが不快に感じるツイートは、通報されてしまいます。通報が多く集まればツイートが削除されたり、アカウント自体が凍結されたりしてしまう可能性も高いです。AIからセンシティブなコンテンツと判定されなければ良いと、他のユーザーのことを考えずにツイートを繰り返してしまうと、アカウントの長期運用ができなくなってしまうので注意しましょう。

異議申し立てを送信する

ツイートがセンシティブだと判定されると、異議を申し立てることができます。「センシティブな内容が含まれている可能性があるため、このツイートに警告を表示しています。この警告に異議申し立てをする」という文字をタップしたうえで、申し立ての内容を記載して送信しましょう。

「センシティブな内容を含むと判定されていますが、〇〇の画像であり、貴社の規約に定められているような内容は含まれていません」といった旨を記載して送信しましょう。申し立てが正当なものだと判断されれば、数日後には解除されることが多いです。

過去にセンシティブと判定されたツイートは削除する

センシティブな内容を含むと判定されたツイートをそのまま残していると、センシティブなツイートをする傾向にあるアカウントだと認識されてしまうリスクがあります。ユーザーに対してもそうですし、AIや運営に対しても同じことが言えます。意図せずセンシティブなツイートと判定されてしまったものについては、削除しておくと良いでしょう。

センシティブな内容をツイートする場合は「内容の警告」を設定

2022年の1月に投稿予定のツイートに対して、「内容の警告」を設定できるようになりました。自らツイートに「ヌード」「暴力」「センシティブ」のどれかの内容が含まれていることを、あらかじめユーザーに警告することで、意図せずユーザーが目にしてしまわないようにできます。事前に警告をすることで、センシティブなツイートをすることになっても、運営やAIからの信頼を落としにくくなるでしょう。

健全なアカウントを運用していく

1つ1つのツイートはもちろんですが、アカウントそのものを健全な状態で運営していくという意識がとても大切です。Twitterのアカウントが凍結・削除される基準は明確ではありませんから、いつどんな理由で利用できなくなってしまうかは分かりません。

長期的にアカウントを運用する場合、過去のツイートも凍結などの原因となる可能性があります。必要な場合を除いてセンシティブなコンテンツと判定されるような投稿はもちろん、他のユーザーを不快にさせるツイートをしないようにする、プロフィールの内容やアイコン、ヘッダー画像も配慮するなど工夫をして運営していきましょう。健全なアカウント運用をした方が、フォロワー数の増加やエンゲージメント数の向上にもつながりますからね。

まとめ

Twitterには青少年を保護するために、センシティブなコンテンツが自動的に非表示となる機能が搭載されています。センシティブなコンテンツを閲覧するためには、Web版のTwitterもしくはAndroidアプリから設定を変更する必要があります。

AIによる誤判定を避けるために、ツイートする際には画像を必ずチェックしましょう。誤ってセンシティブなコンテンツと認識される可能性があるためです。センシティブなツイートをする必要がある場合は、事前に内容の警告を出し、そしてユーザーが不快に思うようなツイートをしないように心がけるなど、健全なアカウント運用をしていきましょう。

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