「Twitter広告の課金方法について知りたい」「 Twitter広告のクリック単価を知りたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

この記事を最後まで読めば、下記のことが理解できます。

  • Twitter広告の広告費用が決まる仕組みについて理解できる
  • クリック単価やそのほかの課金方法と相場を知れる

Twitter広告を運用するうえでは必須の知識になるため、ぜひ最後までお読みください。

Twitterの広告費用が決まる仕組みと入札

引用:https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/campaigns-101.html

この章では、Twitter広告の費用が決まる仕組みと入札について解説します。

Twitter広告では、広告運用者自身で広告の単価を決められます。しかし、実際に広告が配信されるようになるためには、オークションで勝つ必要があります。

具体的にどのような仕組みなのかを、次の節で解説します。

Twitter広告はオークション制

オークション制とは、一つの商品を複数人で競り合って価格を決める方法です。Twitter広告では、設定したターゲティング属性などの条件や入札単価を元にしてオークションにかけられます。入札単価や広告品質に応じて、どれくらい広告配信されるかが決定されます。

オークションでは、入札額のみならず共感度や話題との関連性など、広告としての質を評価されます。

自動入札

自動入札では、すべての広告キャンペーンにおいて利用できる入札方法です。広告の予算に合わせて、入札の額が最適化されます。Twitter広告の運用に慣れていない方でもTwitterのシステムが自動的に入札額を決定するため、最も簡単な入札方法だといえます。

上限入札単価

Twitterでは、広告単価は課金方式によって決定されます。上限入札では各アクション(広告のクリックやエンゲージメントなど)で発生する単価を決められます。

アクションそれぞれの単価を自身で決定しなければならないため、広告運用に知識がないと難しい方法でもあります。しかし、アクション数を大体把握しているのであれば、上限入札単価を利用した方が広告配信の自由度が高まるといえます。

目標入札単価

目標入札は、広告キャンペーンやコンバージョン数などの設定した目標に対して単価を選択する方式です。目標入札単価では、1クリックあたり平均価格が1日の広告運用費と一致するような仕組みになっています。

あらかじめ設定した予算に収められるため、コスト的に安定した広告運用を目指したい場合には、こちらの方式が適しています。

Twitter広告のクリック単価(CPC)とは?

Twitter広告のクリック単価とは、広告がクリックされるたびに発生する費用のことです。クリック単価は「Cost Per Click」ともいい、CPCと略されることもあります。

クリック単価と似た言葉に、インプレッション単価というものがあります。インプレッション単価は広告が表示された回数に対して課金されるため、クリック単価とは異なるものです。

クリック単価を知れば、1クリックあたりにかかる費用を知ることができます。

Twitterの課金方式は、オークション形式なのでクリック単価を決めることはできません。自社の広告運用の予算に応じて入札額を設定しましょう。

クリック単価(CPC)の計算式

クリック単価は、広告掲載費用をクリック数で割った数となります。

式で表すと下記のとおりです。

  • (クリック単価(CPC))=(広告掲載費)÷(クリック数)

計算式より、クリック数が多いとクリック単価は抑えられることになります。

一般的にはクリック単価が低い方が費用対効果は良いと考えられています。しかし、広告掲載費が低い場合にもクリック単価は低くなってしまうため、注意が必要です。

Twitter広告では、広告のクリック単価はオークションによって変動します。広告枠によっては競合他社との競り合いの結果、クリック単価が変動してしまうこともあります。

他の媒体とのクリック単価(CPC)比較

Twitter広告のクリック単価と、他の媒体のクリック単価を比較してみましょう。

今回比較する他の媒体は

  • Facebook広告
  • Instagram広告
  • LINE広告

です。

表1 媒体ごとの広告クリック単価の例

広告媒体Twitter広告Facebook広告Instagram広告LINE広告
クリック単価25円〜100円100円40円〜100円24円〜200円

上記の金額はあくまでも一例となりますので、すべてにおいてこの金額に収まるとは限りません。広告を出稿する業種や商材、ターゲットに左右されるため金額が変動します。

Twitter広告のクリック単価は幅が広いですが、平均的には40円前後となっています。他のSNSと比べても、安く出稿できることが多いです。

Twitter広告の課金方式と費用相場

Twitter広告には、6つの課金方法があります。この章ではそれぞれの課金方法について解説し、費用の相場についてご紹介します。

広告を運用する目的別に課金方法の向き不向きがあるため、課金方式の特徴についてこの章を通して理解しましょう。

クリック課金(CPC)

クリック課金は、広告や広告に記載されているリンクがクリックされるたびに費用が生じる課金方式となります。自社のWebサイトへ誘導したい場合や商材購入までの導線確保として広告を運用する場合に、クリック課金は向いています。

クリック単価はターゲットや広告の規模によって異なりますが、おおよそ1クリックあたりの相場は25円〜100円程度となっています。

フォロー課金(CPF)

フォロー課金は、広告主のアカウントのフォロワーが1人増えるごとに課金される仕組みです。フォローされた時にのみ課金されるため、「いいね」や「リツイート」「クリック」などでは課金されません。

広告クリエイティブの作り方によっては、エンゲージメント率が上がるため、高い費用対効果でブランド認知を行えます。

  • アカウントを開設して間もないとき
  • 大きなPRを控えているとき

など、フォロワーを増やしたいタイミングで利用するのがおすすめです。フォロー課金の費用目安は、1フォローあたり平均40円~100円となっています。

インプレッション課金(CPM)

インプレッションとは、ユーザーに広告が表示されることを意味しています。インプレッション課金では、広告がユーザーに1,000回表示されるたびに課金される方式です。

他の課金方式よりも、低単価で多くのユーザーにリーチすることが可能です。商品やブランドの認知を高めたいときには、インプレッション課金の手法を使いたいところです。

インプレッション課金の相場は、1,000インプレッションごとの単価で400円〜600円であり、計算すると、1インプレッションあたり0.5円程度となります。

エンゲージメント課金(CPE)

エンゲージメントとは「いいね」や「リツイート」「引用ツイート」など、ユーザーのアクションを総称する言葉です。エンゲージメント課金では、ユーザーがアクションを起こすごとに課金される方式となっています。

エンゲージメント課金は、ブランドや商品の認知を高めたいときに利用するのがおすすめです。エンゲージメント課金の相場は、1エンゲージメントあたりに40円〜100円となっています。

再生数課金(CPV)

再生数課金は、Twitter上に投稿された動画が再生されるたびに費用が発生する課金方式です。Twitterでは動画が自動的に再生される仕組みになっているため、ユーザーの興味を惹きやすく、エンゲージメントを促しやすい課金方法です。

広告クリエイティブが動画やGIF画像の場合におすすめの方法となっています。再生数課金では、1再生あたりに5〜20円の費用が相場となっています。

Twitter広告のクリック単価(CPC)が高くなる理由と解決策

Twitter広告のクリック単価が高くなってしまう理由と解決策について解説します。

①広告の品質ランク・スコアが低い

広告クリエイティブの品質が低いと、クリック単価が上がってしまう原因になってしまいます。「価格を決定する要素として広告の品質も加味されている」とTwitter社公式でも明言されています。

広告の品質が低いとクリック数も減ってしまうと考えられるため、クリック単価が上がってしまうのは必然いえます。ユーザーに有益な広告を配信することで、品質が向上されて、エンゲージメント指標も改善することにも繋が流でしょう。

②競合が多い領域で出稿している

競合が多いジャンルでの広告出稿は、クリック単価(CPC)が上がる原因となります。

Twitter広告は、オークションによって広告枠を決定するため、自社よりも他社の方が多くの予算を持っている場合には他社に落札されてしまいます。

広告として表示させるためには、オークションで優位に立つ必要があるため、広告予算を高める必要があります。

  • 配信予算を高める
  • 課金方式を変更する
  • 質の高いクリエイティブを制作する
  • 話題性の高い情報と絡めて発信する

などして、配信予算を増額するだけでなく、配信方法や広告クリエイティブの質で勝負しましょう。

③手動入札がうまくいっていない

Twitter広告では、自動的に入札価格を決定する自動入札と、自分で金額を設定できる手動入札があります。手動での入札がうまくいっていないと、クリック単価(CPC)が高騰してしまう原因となります。

Twitter広告の運用に慣れていないうちは、自動入札にすることをおすすめします。

まとめ

Twitter広告では複数の課金方法があり、クリック課金もその中の一つです。クリック課金は広告がクリックされるたびに課金される方法で、1クリックあたりの単価のことをクリック単価(CPC)といいます。

クリック単価を下げられるように、配信設定を改善したり、クリエイティブの改善を行いましょう。クリック単価を抑えることで、広告の費用対効果を向上して運用ができます。

Twitter広告運用でお困りの方は、ぜひ弊社へご相談ください。

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